結婚式のお祝いの心を形にするご祝儀。お金の包み方から渡し方まで、大切なポイントを分かりやすく解説します。
祝儀袋の選び方
結婚式の祝儀袋選びには、格式やマナーが存在します。適切なデザインの選び方をご紹介。
格式をわきまえたデザイン
結婚式では、祝儀袋のデザインが格式を表します。伝統的な柄や色を選びましょう。
白地に金銀の糸で縁取られたものが一般的です。過度な装飾は避けるのが無難です。
相場に応じた金額の入れ方
相手との関係や地域の習慣に応じた金額を入れます。非常に重要なマナーの一つです。
一般的には新札を用い、きれいに整えて包むことが求められます。
祝儀袋は、その日の主役である新郎新婦への敬意を示すアイテムです。
選び方一つで相手に対する思いやりが伝わるため、細心の注意を払いましょう。
金額の決め方と相場
親族か友人かで変わる祝儀の金額。相場を知り、失礼のないようにしましょう。
親族としての相場
親族の場合、祝儀の相場は一般的に高めに設定されます。近い関係ほど金額は上がる傾向にあります。
30,000円から50,000円が一般的ですが、地域や家庭によって異なることを覚えておきましょう。
友人としての相場
友人としての祝儀は、20,000円から30,000円が相場とされています。円滑な人間関係を考慮しましょう。
親しい友人であれば、少し金額を上乗せすることも一般的です。
祝儀の金額は、あなたと新郎新婦との関係を反映するものです。
無理のない範囲で最善を尽くし、お祝いの気持ちを形にしましょう。
新札を用意する理由
祝儀として新札を用いる意味と、新札を手に入れる方法を解説します。
新札の意味とは
新札は清潔感と祝福の新しさを象徴します。結婚という新たなスタートにふさわしいとされています。
また、折り目のない新札は、トラブルのない平穏な生活を願う意味も込められていると言われています。
新札の入手方法
銀行で新札を事前に頼むのが一般的です。大きな金融機関ほど新札の用意があります。
特に結婚式のシーズンは需要が高まるため、早めに手配することをお勧めします。
新札を用意することは、細部にまで心を配る姿勢を示す行為です。
祝儀を通じて、新郎新婦への祝福の気持ちを新鮮かつ心地よく伝えましょう。
お金の入れ方と祝儀袋・不祝儀袋の上包みの折り方
新札の扱いと、祝儀袋及び不祝儀袋の上包みの折り方の違いについて詳しくご説明します。
新札の扱い方
新札は折らずに、状態を保ったまま祝儀袋に入れるのが礼儀です。
きれいな新札を用いることで、祝いの気持ちを清潔かつ純粋に伝えることができます。
またご祝儀の場合は、お札を表(人物の肖像画があるほう)にして揃え、ご祝儀袋から取り出した時に、まず人物の顔が現れるように肖像画が上にくるように入れます。
祝儀袋の上包みの折り方
祝儀袋の上包みは、下側の折り返しが上にくるようにして重ねます。
これは縁起が良いとされ、喜びを受け止め幸福が持続するように願う意味が込められています。
不祝儀袋の上包みの折り方の違い
不祝儀袋の上包みは祝儀袋とは逆で、上の折り返しが上にくるようにして重ねます。
この折り方には、「悲しみにうつむき頭を伏せている」という意味があります。
祝儀袋と不祝儀袋で折り方が異なるのは、それぞれの場に対する敬意と願いを形にするためです。
上包みの折り方ひとつで意味が真逆になってしまうので絶対に間違えないように、事前に何度も確認しておきましょう。
渡し方とタイミング
結婚式の場での祝儀の渡し方と、そのベストなタイミングをご案内します。
受付での渡し方
受付では、祝儀袋を渡す際には丁寧に名前を告げ、一礼を忘れずに。
封をしてある祝儀袋の名前が見える面を上にして渡しましょう。
タイミングの見極め方
結婚式場に到着したら、まずは受付を訪れ、祝儀袋を渡すことを心がけます。
受付が混雑している時は、込み合わないタイミングを見計らって。
渡す際は、慌てず、相手の目を見て、心を込めた挨拶を。
式の進行を妨げないよう、時間に余裕をもって行動しましょう。
まとめ
結婚式での祝儀は、あなたの心遣いが相手に伝わる大切な瞬間です。この記事が祝儀の準備とその渡し方についての理解を深めるお手伝いとなれば幸いです。
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