ダイハツの軽自動車ムーヴキャンバスは女性をターゲットにした車として人気を集めています。
でも男性でも「ムーヴキャンバスに乗りたい!」と思っている人も多いんじゃないでしょうか?
そこで今回は、男性目線で見た、ムーヴキャンバスの魅力について掘り下げてみたいと思います。
ムーヴキャンバスは男性が乗ってもアリ?
ダイハツが女性をメインターゲットに開発しただけあって、街中で見かけるムーヴキャンバスのドライバーは圧倒的に女性が多いように感じます。
しかし男性ドライバーの間でもムーヴキャンバスは評判が高いようで、「男でもムーヴキャンバスに乗りたい」という声が多く聞かれます。
ムーヴキャンバスはメインターゲットを女性としつつも男が乗っても違和感ないようになってる気がする
— べレク (@vlx_1919) 2016年9月12日
男だけどミラココアとかムーヴキャンバスみたいな可愛い軽運転したい
ダッシュボードにぬいぐるみ敷き詰めてボディカラーはピンクで— ? れいにこ ⚓️ (@reinico21) 2018年6月26日
男だけどミラココアとかムーヴキャンバスみたいな可愛い軽運転したい
ダッシュボードにぬいぐるみ敷き詰めてボディカラーはピンクで— ? れいにこ ⚓️ (@reinico21) 2018年6月26日
そんなムーヴキャンバスに男性が乗ってもアリなのか?(もちろん乗っちゃいけないという決まりはありませんが・・・)いろいろな角度から見ていきましょう。
ムーヴキャンバスのスタイリングは?
ムーヴキャンバスの最大の魅力はそのスタイリング、つまり「見た目」です!ワーゲンバスを思わせる懐かしさを感じるムーヴキャンバスのデザインは、シンプルかつスタイリッシュな印象です。
最近のミニバンタイプの軽自動車はグリル周りがメッキパーツでゴテゴテとイカツイデザインのものが多い中、おしゃれさが際立っていますね。
そんなムーヴキャンバスのスタイリングは女性だけでなく男性が乗っても似合うと思います。
さすがにイカツイおじさんが乗っていると厳しいものがありますが(笑)、おしゃれな若者が乗るといい感じになりそうですし、かわいらしい感じのおじいちゃんが乗ってもハマりそうです。
ただ、若者でも年配の方でもファッションや雰囲気が「お洒落な」人限定のような気がしますね。
車体サイズは?
ムーヴキャンバスのサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm。ワゴンタイプの軽自動車の中では、全高は中間クラスで、ムーヴよりは少し高くてタントやウェイクほどは高くないという高さになっています。
この全高は、よほどガタイのいい男性が乗らない限り、頭が天井につっかえてしまいそうな窮屈さはなく、それでいて頭の上が変に余ってしまうような天井高でもなく、丁度いい感じです。
室内空間も広く、後部座席は左右別に240mmのロングスライドやリクライニングができるので男性でもゆったりと乗ることができる余裕があります。
ムーヴキャンバスの使い勝手は?
ムーヴキャンバスには、両側のパワースライドドアや、リヤシート下にある置きラクボックスなる収納スペースなど、日常の使い勝手を考えた装備が充実しています。
これらは日常の買い物や子供連れのドライブなど、女性ユーザーの使い勝手の良さを考えられているのですが、女性が使って便利なものは男性が使っても当然便利ですよね。
また、ムーヴキャンバスは室内空間が広いので荷物が多く詰めますし、シートを工夫すれば車中泊も十分に可能です。
釣りやキャンプなど趣味の道具を積んでおいて、普段は通勤車として使い、週末には趣味の車に早変わり!なんて使い方も楽しそうです。
走行性能は?
ムーヴキャンバスのエンジンは3気筒のNAエンジンで最高出力は52馬力で、ミッションはオートマのみという設定になっています。
車重がどうしても重くなるパワースライドドアを両面に持っているムーブキャンバスだとNAエンジンでは非力だと言う声がかなり多くあります。
ただしいろいろな試乗インプレッションを見ると、ムーブキャンバスの走行性能は必要かつ充分なもので、一般の市街地での走行などでは支障を感じる事はあまりなさそうです。
首都高速を走り、浜崎橋からレインボーブリッジという上り勾配も経験したが、普通に走っているぶんには不満はないし、後からせっつかれるようなこともなかった。
〈中略〉
ムーヴキャンバスはじつに素直な動きで、スッとロールし、同じ速度で戻って姿勢を落ち着かせる。エンジンとシャシーのバランスもよく、普通の軽自動車としての完成度が高い。
※https://response.jp/article/2016/10/24/284149.htmlより引用
乗り味は変な癖もなくハンドリングも素直で、車高の高いワゴンタイプにありがちな不安定なロールもあまりないと言うことです。これはキャンバスの絶妙な高さ車高のおかげではないでしょうか。
いろいろな意見を総合するとムーブキャンバスの走行性能はまったりと走る分には快適ですが、山道や高速道路ガンガン走りたい男性ドライバーにとっては少し役不足といった印象です。
ムーヴキャンバスの走行性能については実際に試乗して確認してみたいところですね。
インテリアは?
ムーブキャンバスの内装インテリアはインパネやシートがベージュを基調にしているのでいかにも女性向きといった感じがして男性がなると少し気恥ずかしいかもしれません。
オプションでブラックインテリアパックが選べるのでそちらを選択すればより男性向けな感じになるのでオススメです。
また社外品のシートカバーなども多く発売されているのでそれらを利用すればより男っぽいインテリアのムーヴキャンバスに仕上げることができそうです。
ムーヴキャンバス、男性に似合いそうなカラーはコレ!
車を選ぶ上で、カラーリングは最重要事項の一つですよね。ムーヴキャンバスには豊富なカラーバリエーションがそろっていますが、カワイイパステル系のカラーが多くやはり女性向けと言った印象があります。
そんなムーヴキャンバスのカラーバリエーションの中から、男性が乗っても似合いそうなカラーをご紹介します。
ブラックやホワイト、ブラウンの単色系
かわいらしいスタイリングのムーヴキャンバスでも、定番のブラックやホワイト、ブラウンなどのカラーなら男性が乗っても違和感がないと思います。(画像は左上から時計回りに、ブラックマイカメタリック〈X07〉、パールホワイトⅢ〈W24〉、ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉、プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉)
ただ、単色の「Mono Tone(モノトーン)」だと、ムーブキャンバス感が薄れてしまうような気がしますね。
ツートンカラーのメタリック系
やはりムーヴキャンバスに乗るならツートンカラーの「Stripes(ストライプス)」がおススメです。
中でもホワイトを使っていないこちらの3色が男性には特におススメではないでしょうか。
スムースグレーマイカメタリック〈S42〉×ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉
スムースグレーマイカメタリック〈S42〉×プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉
スムースグレーマイカメタリック〈S42〉×ブラックマイカメタリック〈X07〉
どれもグレーとメタリック系のカラーの組み合わせがとてもカッコいいですよね。
ムーヴキャンバスの可愛らしさも残しつつ、こんなシックな色合いのものだと男性が乗ってもピッタリではないでしょうか。
ムーヴキャンバスの男性には物足りない部分は?
ムーヴキャンバスに男性が乗るにあたって物足りないと感じる部分は、やはりエンジンの非力さではないでしょうか。
もちろん、街中での普段使いなら全く問題のないレベルなのですが、高速道路などでブン回して走りたい時などはちょっと物足りなさを感じるドライバーもいるでしょう。
そこで期待されているのが、ターボエンジン備えたモデルの登場です。男性ユーザーの間でもムーヴキャンバスのターボ搭載に期待する声が多くあります。
男なのにムーヴキャンバス良いなと思うのは変ですかね(^_^;)
特に黒モノトーンにメッキのモール着いた奴なんか妙な怪しさがあって結構イケてると思うんですけど…
ターボ車が出れば欲しいくらいですよ。室内もムダに広くなくて丁度良かったし。 pic.twitter.com/MA9XP5OOgP— スイヌポ@ほっかいどー (@swiftsport_zc32) 2017年8月17日
ダイハツのオートサロン向けのムーヴキャンバスがかっこいい。
グリルもミラジーノっぽくてターボモデル追加したら絶対男にも売れる。
元々女性ユーザーしか考えてなかったのに後から顔違いの男向けのカスタムが追加された初代タント思い出す。 https://t.co/3SzzQaG2U9— はむかつ (@H_mmt2) 2017年12月22日
ムーヴシリーズには水冷直列3気筒のターボエンジンを搭載した「ムーヴカスタム」があるので、ムーヴの派生モデルでもあるムーヴキャンバスでもターボ仕様のモデルを発売するのはそう難しくないのではないでしょうか?
そして欲を言えば、ターボエンジンに組み合わせるトランスミッションはマニュアルの設定がオプションでもいいのであれば言うことないですね。
走り好きの男性が乗っても満足する「ムーヴカスタム」ならぬ「ムーヴキャンバスカスタム」、ダイハツさんにはぜひ次のモデルチェンジで実現してほしいものです。
まとめ
女性向けモデルとして発売されたムーヴキャンバスですが、詳しく見ていくと女性の皆さん専用にしておくにはもったいなく、男性が乗っても十分満足できる軽自動車です。
今後はターボエンジンの搭載や、男性にも似合うインテリアやカラーバリエーションが追加されることに期待が高まりますね。
大人気で息の長いモデルになりそうなムーヴキャンバスの、マイナーチェンジやフルモデルチェンジなど、今後の動きに注目していきたいと思います。